納豆 発祥の地

なっとうはっしょうのち

 
撮影:
2004年5月(写真 H.O.さん)
2023年9月(写真 まさ・なち さん)

奥羽本線 後三年ごさんねん駅から東におよそ3Km。広大な金沢公園の中に「納豆発祥の地」碑が建っている。「金沢公園内」と言っても一山まるごと公園のようなもので、この碑がある場所までしか車で入れない。

11世紀のこと、奥州に出兵した源義家によって「前九年の役(1056-1063)」と「後三年の役(1083年~1087年)」が行われた。「金沢柵」は後三年の役の際に清原家衡・武衡が籠城し、これを源義家が包囲して兵糧攻めにより陥落した古城址。その戦役の間に、偶然糸を引く納豆が発見されたと伝えられている。

この周辺は「後三年の役」にかなりこだわりがあるようで、鉄道の駅名も「後三年」だし、近くには「後三年の役金沢資料館」がある。碑文にある通り、この石碑は「後三年の役900年祭」でヤマダフーズが設置したもので、近くには他にも「納豆発祥の地」の看板(おはよう納豆の看板)もあった。

写真

  • 納豆発祥の地(2023)
  • 納豆発祥の地(2023)
  • 納豆発祥の地
  • 納豆発祥の地 碑文
  • 納豆発祥の地 上背面
  • 納豆発祥の地 背面

碑文

納豆発祥の地

  後三年の役
  900年まつり記念
   昭和62年9月建立
   おはよう納豆本舗   創業者   山田清助
   株式会社ヤマダフーズ 代表取締役 山田清繁
    設計 施工 山田松蔵石材

由来

金沢の柵を含む横手 盆地一帯を戦場とした 後三年の役(1083-1087)は、八幡太郎源義家と 清原家衡 武衡との戦いで 歴史に残る壮絶 なものであった
この戦いの折り 農民に煮豆を俵に詰めて 供出させた所 数日を へて 香を放ち 糸を引くようになった これに驚き食べてみた ところ 意外においし かったので食用とした
農民もこれを知り 自らも作り 後生に伝えたという

地図

地図

横手市金沢 付近