猫おどり 発祥の地

ねこおどりはっしょうのち

東海道線 函南(かんなみ)駅から 熱海街道を東に進み, 軽井沢集落に入ると曹洞宗 泉龍寺(函南町軽井沢82)がある。寺の入口脇右側に 40cmぐらいの小型の石碑が建っている。

「猫おどり」は 函南町に伝わる 次のような「猫」の民話をもとに, 1980年代になって 町の商工会が町おこしの一環として始めた夏祭り。 

天保年間, 函南の軽井沢集落に住む男が飼っていた猫が, 実は人の言葉を解し 笛を吹き 踊りを踊る猫であった。 気味悪いということで立ち去るように言い聞かせたところ, それ以来猫は姿を現さなくなった, という。

当初は 小学校の校庭などで開催されていたが, 数年前から 町の「狩野川まつり」と合体して, 会場も狩野川の河川敷に移し, 三島市など周辺地域も含めた 大きなイベントとなっている。

集まる人たちは「猫」をテーマにしたコスプレをして, 猫の日常のしぐさをまねて, スロ-の曲にはゆっくりと, 速い曲にはすばやく, 各自思いのままに 夏の一夜を踊り狂うという, 非常にユニークな祭である。

写真

  • 猫おどり発祥の地
  • 泉龍寺
  • 猫おどり発祥の地

碑文

猫おどり発祥の地

地図

地図

田方郡函南町軽井沢 付近 [ストリートビュー]