日本 マラソン 発祥の地 神戸
にっぽんまらそんはっしょうのちこうべ
神戸市役所の南端のフラワーロード歩道上に,暗緑色の台石の上に 茶色の御影石に5人のランナーの姿をくり抜いたモニュメントがある。台石には「日本マラソン発祥の地 神戸」と書かれている。
近年の健康ブームに支えられて,日本各地でほとんど数えきれない数のマラソン大会が開催されるようになった。その一つ“神戸マラソン”は 平成23年(2011) に第1回が開催され,その後 毎年11月に定例的に行われる予定という。コースは 神戸市役所前をスタートして西に向かい,明石海峡大橋付近で折り返し,三宮に戻ってポートアイランドの市民広場付近がゴールとなる。
この発祥碑は,神戸マラソンの開始を記念して,平成23年(2011) 5月にスタート地点の神戸市役所前に建立された。
日本で「マラソン」という言葉が使われた競技会は,明治42年(1909) に神戸・湊川埋立地(兵庫区新開地)から大阪・西成大橋(淀川大橋)までの 31.7kmの「マラソン大競争」であった。ランナーは一般公募され400人を超える応募者から120人に絞られ,予選の結果20人が選ばれて走った。1位は岡山県の金子長之助で,タイムは2時間10分54秒。2着を5分近くも引き離して優勝したという。
ちなみに群馬県安中市にも「日本マラソン発祥の地」という碑がある。こちらは嘉永7年(1855) に安中藩主が藩士に約28kmの徒歩競走させた
写真
碑文
日本マラソン発祥の地 神戸
KOBE - the Birthplace of Marathon in JAPAN
1908年3月21日 AM11:30
神戸須磨ライオンズクラブ寄贈