日本 トライアスロン 発祥 記念碑

にっぽんとらいあすろんはっしょうきねんひ

山陰本線の東山公園駅から 北に3km。美保湾に面する皆生かいけ温泉は,北の海岸線が海水浴場となっていて,ホテル街との間に遊歩道がある。 旅館なぎさ園の近くに 裸婦像のモニュメントがあり,その左右に 「日本トライアスロン発祥記念碑」 と書かれた 米子市設置の説明板と,53名の名前と共に「皆生トライアスロンの碑」と刻まれた 石碑が建っている。

トライアスロン (triathlon) は 水泳・自転車・マラソンを連続して行う競技で, 公式な競技大会としては 1978年にハワイで開催されたものが最初。その3年後の 1981(昭和58)年,日本初のトライアスロン大会が,ここ皆生温泉海岸を舞台に開催され, 女性2名を含む53名の選手によって競われた。この時の53名の参加者の氏名は 「皆生トライアスロンの碑」に刻まれている。 特に目をひかれるのは,フォーク歌手の高石ともや氏の名前があること。 彼は この第1回皆生トライアスロン大会に出場して, 102.2km (SWIM 3km,BIKE 145km, RUN 42.195km) の距離を 6時間27分33秒で完走し, 同タイムの下津紀代志氏と優勝を分け合った。

トライアスロンで競われる距離は 大会によっていろいろであり,

  • オリンピック・ディスタンス (SWIM 1.5km,BIKE 40km, RUN 10km)
  • アイアンマン (SWIM 38km,BIKE 180km, RUN 42.195km)

および それらの 2倍・1/2・1/4 などの種類があり,各地で大会が開催されている。

なお,熊本県天草には オリンピック・ディスタンスのトライアスロン大会が日本で初めて開催された ことを記念する「トライアスロン発祥の地」モニュメントが建てられている。

ちなみに 皆生温泉は,泉源が美保湾の海底にある。この温泉を 東西1km,南北400mにわたる 温泉街に分配し,その規模は 山陰地方では 城崎温泉とならんでトップクラス。
1890(明治23)年に 海中に温泉が湧いているのが発見されたもので,それから100年余り。 温泉地として開発されたのは大正になってからであり,80年余の歴史しかない 比較的若い温泉である。

写真

  • 日本トライアスロン発祥記念碑 「夏」石田明
  • 皆生トライアスロンの碑
  • 日本トライアスロン発祥記念碑 案内板

碑文

KAIKE ONSEN WALKING GUIDE

日本トライアスロン発祥記念碑

このブロンズ像は,国内トライアスロン発祥の地を記念 して1985年(昭和60年)に建立されました。
作者は米子市出身の彫刻家・石田明氏で,作品名は「夏」。 日本国内のトライアスロン競技が,いつまでも安全で発 展するよう願いが込められています。

日本のトライアスロンは1981年(昭和56年)に,ここ 皆生温泉で産声を上げました。皆生温泉開設60周年記 念事業として若手経営者たちが企画しました。第一回大 会の参加者は53名。ブロンズ像の隣には,この勇気ある チャレンジャーたちの名前を刻んだ碑があります。大会 は現在も毎年7月に開かれています。

皆生トライアスロンの碑

 日本最初のトライアスロンは,この地皆生温泉で昭和56年8月20日に行われ, 猛暑の中,水泳2.5km 自転車63,2km マラソン36.5km に53名の勇者 達が果敢に挑戦した。

小西章平   小坂雅彦   成宮芳子
森本謙一   鎌田秀明   小田 治
大橋哲二   萩原清光   渡辺克己
大川俊夫   荒木幸三   増田真一
沖 政文   吉田俊夫   束田浩一
蓑浦裕之   小川和洋   飯田秀樹
清水忠雄   沓掛修一   真砂嘉晴
藤井純司   辻由紀子   堤貞一郎
江口隆昭   緒方 隆   長廣健治
永谷誠一   エドウィン・スタンプ 岡本茂樹
三好和章   村上好美   九鬼典忠
城 菊郎   趙 日洙   佐藤俊作
井上徳穂   島崎 幸   塩沢光久
圓岡操夫   松村憲樹   堀川稔之
宇山雄司   井上勝司   下津紀代志
北村文俊   新井文夫   岸本広夫
白川春雄   山形敏明   岩本克雄
高石ともや  榎本 隆

 第10回全日本トライアスロン皆生大会にあたりこ れら日本初のトライアスリート達の勇気と栄誉を讃え この碑を捧げる。

平成2年7月

皆生トライアスロン協会

地図

地図

米子市皆生温泉3丁目 付近 [ストリートビュー]