近江商人 発祥の地(南口)
おうみしょうにんはっしょうのち
東海道本線、近江鉄道 近江八幡駅南口ロータリーへの改段を降りたところに、地域案内図を挟んだ2つの石柱が建っている。
近江商人は、近江に本店(本宅)を置き、他国へ行商した商人たちの総称で、大規模経営やフランチャイズのようなことも行われ、また複式簿記のような管理をする商人もいた。現代において大企業として名を連ねる百貨店・流通・商社・繊維等において、近江がルーツの企業・グループはたくさんある。
近江商人と一口で言っても、いくつかの地域から勃興したと考えられている。
- 高島商人
- 八幡商人
- 日野商人
- 湖東商人
このうちの八幡商人は、安土城下や近隣の商家が集まり、畳表や蚊帳といった地場産業を育てて全国に売りさばいた。近江八幡駅から北に2kmほどの日牟禮神社近くには、西川産業の祖 西川甚五郎邸が保存されている(非公開)。
近江八幡という地名は、市政開始当時は福岡県に八幡市がすでに存在したため泣く泣く旧国名を冠したのだが、後にそれが却ってブランド力を与えている。
北口にも同型同内容のものがある。
→ 近江商人発祥の地(北口)
写真
碑文
近江商人発祥の地
水郷と古き商家のたたずまい