札幌 報恩学園 発祥の地
さっぽろほうおんがくえんはっしょうのち
大正7年(1918) に札幌郡藻岩村大字山鼻村(札幌市中央区南14条西16丁目)に創設された。戦後は、児童福祉法制定とともに、知的障がい児施設として再スタート。昭和38年(1963) に上野幌に移転後、あいた土地は公務員宿舎として使用されていた。公務員宿舎は2015年頃に取り壊され、平成29年(2017) に札幌報恩会の施設「幌西ほうおん」が開設された。
報恩学園が去った昭和38年(1963) から幌西ほうおんができる平成29年(2017) までの間も、報恩の地であることをアピールし続けた。
現在、障害者施設として発祥の地に「戻ってきた」かたちの「幌西ほうおん」がある。施設の隣接地が「幌西ほうおん園」として公園として整備されており、その一角に碑が建っている。
碑が面している通りはその名も「行啓通」。このエリアは北海道開拓のための屯田兵が入村した屯田兵村で、明治天皇が開拓の視察のためにこの地を訪れたことが由来だ。大正時代にも、当時皇太子だった昭和天皇が北海道を訪れた際に植えた3本の落葉松が当地で残っており、その木の間に、落葉松の由来を示す碑と説明板とともに、発祥の地の碑が建てられている。
参考
写真
碑文
札幌報恩学園発祥の地
大正7年11月30日小池九一この地に創設
昭和37年12月20日札幌市上野幌へ移転昭和39年6月15日建設