斜里 農業 発祥の地
しゃりのうぎょうはっしょうのち
釧網本線 知床斜里駅から 東に約6km。国道334号から 200mほど南に入った 一面の畑の中に, 白い台石に載った 黒い石碑が建っている。
斜里が正式に村となったのは明治8年(1875)。この頃は漁業の利益だけに頼る寒村だった。明治10年(1877), 岩手県から入植した鈴木養太が, 斜里村赤上1番地で農業を始めた。 これが斜里における農業の始まりである。ちなみに 斜里で稲作が始まったのは明治36年(1896) のころから。
昭和53年(1978) 斜里町100年を記念して, この記念碑が建立された。
写真
碑文
斜里農業発祥の地
明治十年(西暦1877年) 岩手県人鈴木養太 の手によりこの地に 初めて開拓の鍬が おろされた
この偉業をたたえ 斜里町開基一〇〇 年を記念しこの 碑を建立する昭和五十三年八月
斜里町
鈴木養太孫
鈴木泰司書