竹崎かに 発祥の地
たけざきかにはっしょうのち
廃墟マニアには知られている龍宮かに荘(藤津郡太良町大浦竹崎)。その脇に、竹崎かにを広めた石田仁一翁顕彰碑があり、その前に説明札が建っている……はずだったが、手入れもされることなく朽ちそうな雰囲気をにおわせる。まるっきり放置されるでもなく、倒れた看板はどちら様かによって拾われて立てかけられ、見えるようにはなっている。
こちらの温泉旅館の社長が石田重幸。竹崎かに発祥の老舗 元祖龍宮かに荘を名乗っていて、姓から察するに仁一の親類縁者ということなのだろう。石田龍山名義で名流吟詠家特選 吟道日本 第24集に詩吟が収録されている。
龍宮かに荘は、平成18年(2006) 頃に台風被害を理由に閉館し、取り壊されもせず立ち続けている。
写真
碑文
竹崎かに
発祥の地この顕彰之碑が建っている場所は龍宮かに荘初代石田仁一翁が昭和二十三年八月太良町で初めて学名(ガザミ蟹)を竹崎かにと命名して世に送り出した当時のかに炊事場跡地である。
記 昭和六十二年七月 吉日