日本で最初の七夕儀式が行われた

にっぽんでさいしょのたなばたぎしきがおこなわれた

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撮影:
どなたか見てきてください!

近鉄大阪線 当麻寺たいまじ寺駅から南西に3km、尺土駅から南西に3.3km、国道165号 南阪奈道路 葛木I.C.から950m、棚機神社(葛城市大字太田小字七夕 )入口に説明看板が建つ。

写真


碑文

たなばた神社

大和三山を見おろすこの地は、古来祭祀さいしを行っていた場所とされ「棚機たなばたの森」と呼ばれています。この場所にはかつて、もとは「倭文しどり」と呼ばれる織物を織る専門集団であった倭文氏の祖神を祀る「葛木かづらき倭文坐しどりにいます天羽雷命あめのはづちのみこと神社」があったと伝えられています。現在では石の祠が置かれ、天羽雷命と対になる女神で織物の神様である「あめの棚機たなばた姫神ひめのがみ」が祀られています。
このあたりは、朝廷に献上する布を織る氏族が暮らす村だったと、言い伝えられています。五世紀ごろ大陸から来た人々によって、それまでになかった最新の棚台付きの織り機「棚機たなばた」や、絹などの高級織物を織りあげる技術とともに「牽牛けんぎゅう織女しょくじょの七夕の物語」や、機織はたおり技術の向上を願う棚機たなばたの儀式が伝えられたといいます。そのため、同神社では日本で最初の七夕儀式が行われたと言われています。
平成4年、氏子がおらず荒れ放題になっていた同神社を守り伝えるために有志が集まり「棚機神社保存会」が結成されました。現在では、同会を中心とし て、境内は常に掃き清められ、古くから伝わる祭祀も欠かさず執り行われています。
毎年7月7日に行われる「七夕祭り」では、地元の学校や団体、ご家族はもとより全国各地から寄せられた笹飾りが奉納され、皆様の願いや感謝の気持ちを神様に伝えています。

葛城市観光協会

地図

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葛城市太田 付近 [ストリートビュー]