日本で最初の七夕儀式が行われた
にっぽんでさいしょのたなばたぎしきがおこなわれた
近鉄大阪線
今日は棚機神社で七夕まつり pic.twitter.com/wlmXdlBGIV
— ひさなお (@pZDlxm3iGN41578) July 6, 2025
写真
碑文
たなばた神社
大和三山を見おろすこの地は、古来
祭祀 を行っていた場所とされ「棚機 の森」と呼ばれています。この場所にはかつて、もとは「倭文 」と呼ばれる織物を織る専門集団であった倭文氏の祖神を祀る「葛木 倭文坐 天羽雷命 神社」があったと伝えられています。現在では石の祠が置かれ、天羽雷命と対になる女神で織物の神様である「天 棚機 姫神 」が祀られています。
このあたりは、朝廷に献上する布を織る氏族が暮らす村だったと、言い伝えられています。五世紀ごろ大陸から来た人々によって、それまでになかった最新の棚台付きの織り機「棚機 」や、絹などの高級織物を織りあげる技術とともに「牽牛 と織女 の七夕の物語」や、機織 り技術の向上を願う棚機 の儀式が伝えられたといいます。そのため、同神社では日本で最初の七夕儀式が行われたと言われています。
平成4年、氏子がおらず荒れ放題になっていた同神社を守り伝えるために有志が集まり「棚機神社保存会」が結成されました。現在では、同会を中心とし て、境内は常に掃き清められ、古くから伝わる祭祀も欠かさず執り行われています。
毎年7月7日に行われる「七夕祭り」では、地元の学校や団体、ご家族はもとより全国各地から寄せられた笹飾りが奉納され、皆様の願いや感謝の気持ちを神様に伝えています。葛城市観光協会