天王寺 高等学校 開校の地
てんのうじこうとうがっこうかいこうのち
近鉄 上本町駅の西 600m。下寺町交差点の南に浄土宗 大蓮寺(天王寺区下寺町1丁目1-30)がある。寺の山門を入ってすぐに「天王寺高等学校開校の地」と書かれた横長の碑が建っている。
ここは 天王寺高校(大阪府第五尋常中学校)が開設された際に 一時的に学校が置かれた場所。
一般に 学校の発祥碑は,「発祥の地」と称するものと「開校(開学、建学)の地」というものがあるが, 両方の碑が建てられているのは 極めて珍しい。
写真
碑文
大阪府立
天王寺高等学校 開校の地
ここ大蓮寺は, 明治二十九年(一八九六年)に創立された現在の大阪府立天王寺高等学校(当時の大阪府立第五尋常中学校 後の天王寺中学校)が, 上本町八丁目の校舎の完成するまでの間, 最初の授業を行った記念すべき場所である。
本校は現在の大阪府立北野高等学校(当時の第一尋常中学校, 後の北野中学校)より生徒を分割して作られた大阪市内二番目の中学校である。現在も「自由闊達 質実剛健」の校風を誇る天王寺中学校・高等学校の基礎が築かれたこの地に, 創立百周年を記念して本碑を建立する(表の碑文は第十九代校長 小川俊 筆)
平成八年四月二十四日
大阪府立天王寺高等学校