アンモニア 工業 発祥の地

あんもにあこうぎょうはっしょうのち

昭和6(1931)年4月、川崎区扇町に当時の昭和肥料(現 昭和電工)による日本初の国産硫安工場が建設され、初めて国産技術によるアンモニア合成を開始した。

昭和電工創業50周年の昭和56(1981)年に、昭和電工川崎事業所敷地内に建立。一般の見学はできないが、見学ツアーで立ち寄るコースがある。

現在の昭和電工(株)は昭和14年(1939)6月に昭和肥料(株)と日本電気工業(株)が合併して設立された。昭和肥料(株)は味の素(株)創業者の鈴木三郎助が農民への安価な化学肥料の供給を目的に昭和3年(1928)に設立。日本電気工業(株)は、前身の日本沃度(株)が昭和9年(1934)1月に日本で始めてアルミニウムの精錬に成功し、同年3月に改称した。

昭和肥料(株)はガス圧縮機、循環機など国産技術と国産機械によってアンモニア合成に成功し、国産の合成硫安の製造を開始するに至った。そして8年後、昭和肥料と日本電気工業は合併し昭和電
工(株)が誕生した。

工場建設用地として扇島埋立地が選ばれた理由は、大容量の電力消費が可能であること、大気や水の汚染、高圧ガスの爆発などの危険に対し安全性が高いこと、原料(硫化鉱)や製品の輸送に便利なこと、製品の消費地に近いこと、などが挙げられる。

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川崎区扇町 付近