麻布 獣医学園 発祥ノ地

とうきょうとりつこうみょうようごがっこうはっしょうのち

南麻布2丁目, 古川橋~三の橋の通りから 北に入り込んだところ, 曹渓寺というお寺の塀の前に 黒い御影石の碑が建っている。

麻布獣医学園は, 明治23年(1890) 與倉よくら東隆はるたかがこの地に「東京獣医講習所」を 開設したのに始まる。その後 「麻布獣医学校」「麻布獣医畜産学校」などと名称を変更。 戦後 神奈川県相模原市に移転, 「麻布獣医科大学」となる。

昭和55年(1980), 麻布大学に名称変更。現在 獣医学部と 環境保健学部 の2つの学部があり, 他に 付属動物病院, 付属高校がある。

なお、2004年と2018年の写真を見比べると、碑の建つ位置が数メートル右に移動したことがわかる。おそらく港区の説明板が設置された平成19年(2007) のことと推察される。

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写真

  • 麻布獣医学園発祥ノ地
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  • 曹渓寺
  • 麻布獣医学園発祥ノ地(2018)
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  • 曹渓寺(2018)
  • 曹渓寺(2018)
  • 曹渓寺(2018)

碑文

学校法人
麻布獣医学園発祥ノ地

創立百周年記念
 平成二年九月十日之建

学校法人麻布獣医学園 発祥の地

港区南麻布2丁目9番

学校法人麻布獣医学園麻布大学の前身は、明治23年(1890年)9月10日、東京獣医講習所として、帝国大学農科大学助教授與倉東隆によって開設されました。東京市麻布区本村町204(日東山曹渓寺境内)にできた私立慈育小学校の一部を借りて校舎とし、全国から選抜推薦された獣医師に6か月間、解剖、生理、薬物、内科、外科、装蹄、病院実習、装蹄実習を教授しました
明治27年(1894年)1月に麻布獣医学校と改称し、同28年(1895年)10月には、与倉東隆すでに開設していた東京家畜病院がある麻布区新堀町に校舎を新築移転しました。その後、明治45年(1912年)3月に、麻布獣医家畜学校、昭和9年(1934年)4月に麻布獣医専門学校、同19年(1944年)12月に麻布獣医畜産専門学校と改称しました。
昭和20年(1945年)5月、戦災により学園諸施設を消失したため、神奈川県相模原市に移転し、同25年(1950年)に光明を麻布獣医科大学として開学し、昭和55年(1980年)麻布大学と改称し、現在に至っています。

平成19年3月

港区教育委員会

地図

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港区南麻布 付近