ボウリング 発祥の地 1869
ぼうりんぐはっしょうのち1869
神戸市役所に隣接する東遊園地の南西端に, 黒いボウリングの球と 白いピンを象った しゃれたデザインの碑が建っている。
幕末に諸外国と結ばれた 修好通商条約に基づき, 神戸は横浜より10年遅い 1868(明治元)年に開港され, 当時の兵庫の市街地から 3~4km東に 外国人居留地を定めた。居留地の範囲は, 西は メリケンロード(大丸神戸店の西), 東は フラワーロード(東遊園地の東), 北は 旧西国街道, 南は 海岸線で囲まれる およそ500m四方の区域。
居留地は当初から 近代的な都市計画がなされ, 格子状の街路・公園・下水道などが 整備され, 整然とした敷地割りが行われた。この形状は現在もほとんど変化していない と言われる。
神戸に会員制クラブとして ボウリング場が開設されたのは 居留地の開発が始まってすぐ, 1869(明治2)年4月20日のことであった。
写真
碑文
ボウリング
発祥の地
1869
ボウリング発祥・記念碑
神戸開港間もない1869年4月20日, 外国人居留地だったこの地に, ボウリング設備のある THE KOBE CLUB が誕生。長崎につぐ ボウリング伝来の地, 神戸では, わが国スポーツ文化の夜明けに影響を与えるストライク交歓が活発にくり広げられた。
記念碑は, 1989年のボウリング発祥120周年, 神戸市制100周年の 記念建立計画に基づき, 1991年7月23日に完成。