日本 近代 洋服 発祥の地

きんだいようふくはっしょうのち

 
調査:
2005年10月 (写真提供 T.K.さん) 
2017年8月(M.O.さん)

神戸市役所の南に隣接する 東遊園地の中に, 不思議な形をした 大きく平面的な 石碑が置いてある。碑文によると, 洋服の身頃と袖部分の型紙を象形化したものという。少し離れたところに 説明碑, さらに副碑が建てられている。

横浜には「洋裁業発祥の地」碑がある。神戸の「洋服発祥」が紳士服であるのに対して, 横浜のは 婦人服を主な対象としているようだ。なんとなく棲み分けているようで, 面白い。

写真

  • 日本近代洋服発祥の地
  • 日本近代洋服発祥の地
  • 日本近代洋服発祥の地 説明
  • 日本近代洋服発祥の地 オブジェクト
  • 日本近代洋服発祥の地(2017)
  • 日本近代洋服発祥の地(2017)
  • 日本近代洋服発祥の地(2017)
  • 日本近代洋服発祥の地(2017)
  • 日本近代洋服発祥の地(2017)

碑文

日本近代洋服発祥の地
顕彰彫刻建立の趣意

 明治2年(1869)英国人カベル氏(通称)が元居留地(現神戸 市役所東遊園地附近)16番館に洋服店を開業したのが神戸に於ける洋服商の嚆矢であります。ついで30番館に英国人スキツプ氏と其の附近に中国人其昌号氏とが開店し, 日本人では泉小十郎氏が創業し続いて明治5年(1872)西田正太郎氏が開業しました。
 明治政府はこの年太政官発令第373号を以て「爾今礼装は 洋服を着用する事」と布告しました。爾来100年神戸における先輩業者の刻苦精励は, 逐に神戸洋服と云う固有名詞を作り上げ其の輝かしい名声は全国に喧伝されて今日に至って居ります。
 此所に神戸洋服商工業協同組合は業界の総意に依って太政官発令100年に当る昭和47年(1972)を記念しファッション都市神戸の宣言を背景に, 栄光ある先覚者への敬慕と業者一層の精進研鑚とをこの彫刻に託して後世に伝えんとするものであります。

昭和49年(1974)10月吉日

神戸洋服商工業協同組合 理事長  渡邉利雄
顕彰彫刻建立委員会   名誉会長 竹馬準之助
顕彰彫刻建立委員会   会長   柴田高明

題字は宮崎辰雄神戸市長の揮毫によるものです

この大きな石は, 神戸洋服商工業協同組合が, 明治5年の洋服着用太政官発令100年を記念し, この東遊園地に, 現代彫刻を設置することを計画して, 彫刻グループ 環境造形Q(山口牧生, 増田正和, 小林陸一郎)に制作を依頼したものです。素材の石は岡山県北木島より運びました。彫刻は洋服の身頃と袖を象形化したものです。

地図

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兵庫県神戸市中央区 付近 [ストリートビュー]