「破魔矢」発祥の地

はまやはっしょうのち

東急 多摩川線 武蔵新田にった駅から南に約250m、新田神社(大田区矢口1丁目21-23)鳥居に並んで神社の由来等が記された看板が設置され、発祥の地を名乗っている。

新田神社は、南北朝時代の武将・新田にった義興よしおき公を祀る神社であり、義興公の遺志を継いだ人々によって建立された。義興公は源氏の白旗の旗印を掲げて戦に臨み、その戦功により地域の安寧を守ったと伝えられる。白旗は単なる戦闘の象徴ではなく、勝敗のいかんにかかわらず誠意と忠義を示すものとして尊重され、神社の歴史や文化にも深く関わっている。

破魔矢は邪気を払い、無病息災や家内安全を祈願する神具である。新田神社では、古来よりこの破魔矢が授与され、参拝者は年始や祭礼の際に受け取ることで、日々の安寧と幸運を願った。破魔矢の形状や作法は時代とともに整えられたが、その起源は新田神社にあるとされる。義興公の忠誠と武勇、そして白旗の象徴性が、破魔矢の霊力や護符としての意味と結びついた結果、神社は破魔矢発祥の地として歴史に刻まれた。

源氏の立てた白旗が根づいて生い茂った新田神社裏の竹林の竹を使って作られた矢守。「土用の丑にはうなぎを食べよう」と広めたと言われる平賀源内により広まったものと伝えられる。

最寄り駅にも発祥の表示がある。

破魔矢発祥の地

写真

  • 新田神社(2019)
  • 新田神社鳥居由来記(2019)
  • 新田神社 社史(2019)
  • 新田神社 矢守 説明(2019)
  • 新田神社拝殿と御神木(2019)
  • 「破魔矢」発祥の地 新田神社(2023)
  • 「破魔矢」発祥の地 新田神社
  • 新田神社(2023)

碑文

新田神社

~「破魔矢」発祥の地~

地図

地図

新田神社 付近 [ストリートビュー]