法文学部 発祥之地(東北大学)
ほうぶんがくぶはっしょうのち
仙台駅の南西 1km。東北大学の片平キャンパスの構内に, 大きめの四角い石碑が建っている。
東北帝国大学が設立されたのは明治40年(1907)。この時付属機関として 農科大学ができ(農科大学は その後北海道帝国大学に移籍), 明治44年(1911) に理科大学, 大正4年(1915) に医科大学が, 順次開設された。
学部制になったのは大正9年(1919) 以降のことで, 理学部・医学部・工学部が設置された。大正11年(1922) には 初の文科系学部として「法文学部」が設置された。
戦後 昭和24年(1949) になって 学制改革により「東北大学」となり, 法文学部は 文学部・教育学部・法学部・経済学部に分離され,現在の組織に近い形になった。平成16年(2001) に独立行政法人化。
写真
碑文
法文学部
発祥之地
東北帝国大学法文学部は, 大正十一年八月二 十八日総合的な特色ある学部としてこの地に創 設され学制改革の行われた昭和二十四年に, 文学部・教育学部・法学部・経済学部の四学部 に発展的に改組された。その後の四学部の充実 と繁栄の経過は,もとより法文学部時代の歴史 を無視して語ることはできない。
今や四学部は川内地区に移転することとなっ た。時あたかも法文学部創設五十周年にあたり この発祥の地を永世に伝えるべく ここに記念 の碑を建立する。昭和四十七年八月
東北大学法文学部五十周年記念事業委員会