稲作発祥の地

いなさくはっしょうのち

 
撮影:
2023年7月(写真 まさ・なち さん)

沖縄本島の南西、仲村渠農村公園(南城なんじょう玉城たまぐすく仲村渠なかんだかり719)の西側、県道137号から少し入った所に大きな塀があり、壁画が描かれている。

発祥の地ではあるが、現在仲村渠では稲作は行われておらず、壁画に記された祭祀は海際の受水(ウキンジュ)走水(ハインジュ)の田圃で行われている。綱曳きの綱の材料も他地域から持ち込んで用意されている。仲村渠の藁で綱を作るために、稲作を復活させる動きがあるようだ。

仲村渠は、琉球開闢の神アマミキヨが居を定めたとされるミントングスクなども知られている。

写真

  • 稲作発祥の地
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碑文

“稲作発祥の地”

仲村渠区自治会祭祀行事

親田
(ウェーダ)
旧正初午の日
  • 稲作発祥の地において田植えの儀式を行う。
  • ユーエーモーにて三十三拝
  • アマウェーダのクェーナ(座グェーナ・立グェーナ)を謡う。
二月ウマチー(麦穂祭)
旧2月15日
  • 麦の初穂儀礼(五穀豊穣を祈願する。)
五月ウマチー(稲穂祭)
旧5月15日
  • 稲の初穂儀礼(豊作を祈願する。)
六月ウマチー(稲大祭)
旧6月15日
  • 稲の収穫とムラの繁栄及びムラ人の健康を祈願する。
アミシヌ御願(強飯折目)
旧6月25日
  • 稲の収穫祭(豊年を感謝する。)
綱曳き
旧6月25日の週の土曜日
  • おおよそ四百年の伝統(アミシヌ御願の余興として行われる)
    (首里城門綱を受け継いだ綱曳き)

世代をつなぎ大切なものを伝えたい
~仲村渠壁画プロジェクト~

※この壁画は、赤い羽根共同募金、社協会費の助成金も含まれた予算でまかなわれています。

地図

地図

南城市玉城仲村渠 付近 [ストリートビュー]