ゼライス 発祥の地

ぜらいすはっしょうのち

仙台地下鉄南北線 長町一丁目駅から広瀬橋を渡って南東に約1.5kmに、ゼライス株式会社若林工場跡地を利用したショッピングセンター「ゼライスタウン」がある。その一角にゼライス社のアンテナショップがあり、変形の空地の隅に石碑が立つ。

ゼライスは登録商標で、ゼライス社が製造販売するゼラチン製品のこと。脊椎動物の脊椎や骨などの原料から抽出して精製したもので、スーパー等の製菓コーナーに行くと見られる。湯煎で溶け、冷やすと固まってゼリーになる。

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碑文

ゼライス発祥の地

昭和16年、塩釜の株式会社稲井善八商店は、この地に宮城化学研究所を設立し、東北大学の井上嘉都治博士のご協力を得て、世界で初めて鯨を原料とするゼラチンの生産を開始した。
昭和19年に宮城化学工業株式会社と改組し、戦中戦後の混乱期も従業員の懸命の努力により乗り越え、昭和28年には、日本初となる家庭用高級ゼラチンパウダー・ゼライスを発売し、我が国の食文化の発展に大きく貢献した
平成時代に入り、インド・台湾・中国、そしてオランダに工場を建設し、ゼラチン、コラーゲンの世界的な流通ネットワークを築き上げ、グローバルな飛躍を遂げた。
平成16年、ゼライス発売50周年を記念して、ブランドイメージの向上を図るため、社名をゼライス株式会社に変更した。
平成23年、本社工場を現在地から多賀城市に移し、同年発災した東日本大震災の危機を克服し、現在にいたる。

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仙台市若林区 付近 [ストリートビュー]