開湯記念
かいとうきねん
国道158号から分岐して乗鞍方面へ進むと、分岐から10kmほどで乗鞍観光センターやペンションが点在する開けた場所に出る。眼前に広がる北アルプスの山々から視線を落とすと、ちょっとした空地に碑が建っているのが見える。
碑文には漠然と「この温泉」からはじまっているが、乗鞍高原温泉とかのりくら温泉郷などと通称される温泉の開発のことと思われる。
写真
碑文
開湯記念
この温泉は乗鞍連峰大丹生岳東面、地獄谷に湧出していた、
この湯は古来幾度か開湯が試みられたが、地形、泉質、標高差など問題点が多く実現するにいたらなかった、
地域の発展のためには、温泉が必要であるとして、時の村長福島清喜翁は、引湯を決意地域住民の熱意を得て、幾多の難点を克服し昭和五十一年十一月二十二日予想をこえる湯温で開湯に成功した、この湯の大切さと喜びを後世に伝えるため開湯記念碑を建立する、平成六年十二月二日
乗鞍温泉供給公社
乗鞍高原温泉組合