峠の釜めし 発祥の地
とうげのかまめしはっしょうのち
信越本線 横川駅のすぐ前に“おぎのや”の横川本店があって, 店の大きな看板に「釜めし発祥の地」の文字が見られる。
おぎのやは明治18年 (1885) に国鉄 横川駅で駅弁の販売を始めた。 駅弁としては宇都宮駅に次いで古いと言われる。 この時に駅弁は『おにぎり3個にたくわん一切れ』を竹の皮に包んだもので, 5銭だったという。
昭和33年(1958) に駅弁「峠の釜めし」発売。以後 新聞雑誌に取り上げられて 大ヒットとなり, 社長をモデルとしたTVドラマが放映されたりして 全国に知られるようになった。
平成9年(1997) 北陸新幹線が長野まで暫定開業したことに伴い 横川~軽井沢間の鉄道 碓氷線が廃止され, 横川駅は 信越本線の終着駅となった。 現在は 駅前の“横川本店”の一部に「おぎのや資料館」が開設され, 主力店舗は ここから200mほど南の 国道18号線(中山道)沿いにある “ドライブイン横川店”に移っている。
追記(2018.2)
現在では、駅を出た正面ではなく、右手の小屋(?)と旧街道沿いに「発祥」の看板を出している。以前と違うのは「釜めし発祥」とは言わずに、商標である「峠の釜めし発祥」と言い換えているところ。
写真
碑文
峠の釜めし 発祥の地
明治十八年創業 荻野屋
以前の看板はこのような内容でした
釜めし発祥の地 横川
おぎのやはJRとともに歩み続けて110年
峠の釜めし 本舗 おぎのや