看護婦教育所 創設之地
かんごふきょういくしょそうせつのち
NHK放送博物館のある愛宕山と芝郵便局(日比谷通り)の間に, 東京慈恵会医科大学とその附属病院がある。その建物群の一番南側に御成門中学と背中合わせの位置に「慈恵看護専門学校」があって, その入口前に高木兼寛先生とリード女史の写真が添えられた発祥碑が建つ。脇には、史跡指定の案内が取り付けられている。
明治17年(1884) 東京病院の附属機関として 看護婦教育所を開設。これとは別に東京慈恵会医科大学附属の看護婦講習所が開設される。昭和22年(1947) 両者が合併し, 東京慈恵会医科大学附属東京病院看護婦養成所となり, 昭和52年(1977) 慈恵看護専門学校と改称された。
写真
碑文
看護婦教育所
創設之地明治十七年十月東京慈恵会医科大学学祖 高木兼寛米人リード女史ヲ聘シ有志共立東京病院構内ニ看護婦育成ノ業ヲ興ス。
是本邦斯界ノ靉靆タル暁雲ニ赫雲ニ赫耀ノ配セルヲ観ルニ庶シ。
創始ノ百歳ヲ記念シ此碑ヲ建ツ。昭和五十九年十月
東京慈恵會會長 名取禮二
港区指定史跡看護婦教育所発祥の地
平成11年10月12日指定