京阪バス 発祥之地
けいはんばすはっしょうのち
京阪電鉄 伏見桃山駅の東側、近鉄京都線 桃山御料駅 西側。 大手前商店街に面する INOBUN (MEDIA) 店 TSUTAYA が入る京阪桃山ビルの前に 大きな横長の石碑が建っている。
「京阪バス」は 大正11年(1922) に, 京阪電車の伏見桃山駅前から伏見桃山御陵までの 0.8km 間を 参拝客を輸送するためのハイヤー会社で, 「桃山自動車株式会社」として創立された。2年後に 社名を「京阪自動車株式会社」と変更し, 同区間の乗合バスの営業を開始した。
戦後 昭和47年(1972) には 現在の会社名「京阪バス株式会社」と改称, 平成18年(2006) に同じ京阪グループのバス会社(京阪宇治交通・京阪宇治交通田辺)と合併し, 新しい京阪バス㈱としてスタートした。
ME-DI-A INOBUN IMAGINARY AIRPORT の看板は平成21年(2009) 頃までは掲げられていたようだが、平成25年(2013) には TSUTAYA になり、平成31年(2019) には撤退した。
写真
碑文
京阪バス発祥之地
昭和六十二年五月 角田 寛
京阪バス株式会社の前身桃山自動車株式会社は, 大正11年7月20日中野種一郎を発起委員長とする発起人13名により資本金5万円でこの地に創立され, 自動車11両を以てハイヤー営業を開始した。
大正13年10月28日社名を京阪自動車株式会社に改め, 同15年1月1日から京阪電車伏見桃山駅-桃山御陵下間0.8粁の乗合バス営業を開始した。昭和2年10月30日京阪電鉄は京阪自動車の全株式を取得, その後の京阪沿線のバス路線網拡充の基をなした。
同47年4月1日創立50周年を期して社名を京阪バス株式会社に改めた。昭和六十二年五月 式地 晧