神戸 税関 発祥の地
こうべぜいかんはっしょうのち
三宮駅の南800m。国道2号 海岸通りに面して「地方合同庁舎」がある。この敷地の南西の隅に歩道に面して 黒御影石の碑が建つ。
安政5年(1858),
“運上”とは 商工業者が払う税金の一種で, 現代の“取引税”にあたる。港に作られた“運上所”は関税を取り立てる役所だったが, この当時の運上所は幕府の外務や港の行政・刑事など、港に関する総合的な役所を兼ねていた。
「兵庫運上所」は 開港と同時に開設され, 全国の運上所が「税関」として名称を統一されることとなった明治6年(1873) に「神戸税関」と改称された。現在の神戸税関は, ここから国道と阪神高速道路を越えた300mほど南東(中央区新港町12番)にある。
写真
碑文
神戸税関発祥の地
神戸税関の前身である 兵庫運上所は, 一八六八 年一月一日 兵庫港開港 とともに この地に開設 された。
開設一三〇年に当り, 神戸港の更なる発展を祈 って記念碑を建立する。平成九年十一月
神戸税関