古代 結婚式 発祥の地

こだいけっこんしきはっしょうのち

山陰本線 松江駅から南に5km。国道9号 松江中央I.C.から県道249号 八重垣神社八雲線を南に2km、西側に八重垣神社(松江市佐草町419)がある。 神社境内から,恋占いで有名な“鏡の池”に続く細い道を進むと,駐車場と結婚式場の間に「古代結婚式発祥の地」と書かれた木の看板が建っている。

結婚式と言っても神話の世界の話。素盞嗚尊スサノオノミコトが高天ヶ原を追われて出雲を放浪中に.この地域を荒らしていた 8つの頭を持つ大蛇・八岐大蛇ヤマタノオロチへの生贄にされそうになっていた少女 櫛名田比売クシナダヒメ=奇稲田姫=稲田姫 と出会う。スサノオはヤマタノオロチに酒を飲ませ,眠りこけている間に8つの頭を切り落として 退治に成功する。その後クシナダヒメを妻として 出雲に留まった,という神話である。

ここ八重垣神社は,スサノオがヤマタノオロチを退治した時に,クシナダヒメを 鏡の池がある森に八重垣を造って隠れさせた場所とも言われ,

八雲立つ 出雲八重垣 妻込みに 八重垣造る その八重垣を

という歌を詠み,この地に神社を建てて夫婦の生活を始めた。現世で初めての結婚ということから「(古代)結婚式発祥の地」とされている。

この歌の“八重垣”をとって“八重垣の宮”とされ,この神社は縁結びの神として知られている。 ちなみに 上の歌は“日本初の和歌”とされる。

写真

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碑文

古代結婚式発祥の地

平安閣

地図

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松江市佐草町 付近 [ストリートビュー]