幕別町 発祥の地

まくべつちょうはっしょうのち

 
撮影:
2023年5月(写真 まさ・なち さん)

根室本線 幕別駅から南西に約1km、陸上競技場(幕別町寿町152)の南東側に、石碑がある。

写真

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碑文

幕別町発祥の地

幕別町長 林 照男 書

幕別町発祥の地

昔、幕別は、うっそうたる樹木が空をおおい、アイヌ民族が川辺に居住、自然の恵みを享受していた。
明治十五年、止若のの地に本州から最初の移住者があり、二十二年には、明野に開拓のくわが下ろされた。やがて、帯広、釧路間の道路が開通し、「武山市街」「猿別市街」が形成され幕別の重要な拠点となった。
明治三十年、十勝外四郡各村戸長役場から、幕別まくべつ止若やむわっか白人ちろと別奴べっちゃら咾別いかんべつ凋寒しぼむさむ蝶多ちよたの七村がわかれて、幕別外六村戸長役場が猿別に設置された。これが幕別町の誕生である。
その後、明治三十九年四月、五村を一村とした「幕別村」となり、大正時代を経て、昭和二十一年、町政が施行され現在に至った。
ここに先人の苦労を偲び、開拓の偉業をたたえるとともに、大いなる遺産を受け継ぎ、幕別二世紀に向け、飛躍の証として開基百年並びに町制施行五十周年を記念し、この碑を建立する。

平成八年(一九九六)十月一日 幕別町

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