幕別町 発祥の地
まくべつちょうはっしょうのち
根室本線 幕別駅から南西に約1km、陸上競技場(幕別町寿町152)の南東側に、石碑がある。
写真
碑文
幕別町発祥の地
幕別町長 林 照男 書
幕別町発祥の地
昔、幕別は、うっそうたる樹木が空をおおい、アイヌ民族が川辺に居住、自然の恵みを享受していた。
明治十五年、止若のの地に本州から最初の移住者があり、二十二年には、明野に開拓の鍬 が下ろされた。やがて、帯広、釧路間の道路が開通し、「武山市街」「猿別市街」が形成され幕別の重要な拠点となった。
明治三十年、十勝外四郡各村戸長役場から、幕別 、止若 、白人 、別奴 、咾別 、凋寒 、蝶多 の七か村がわかれて、幕別外六か村戸長役場が猿別に設置された。これが幕別町の誕生である。
その後、明治三十九年四月、五か村を一村とした「幕別村」となり、大正時代を経て、昭和二十一年、町政が施行され現在に至った。
ここに先人の苦労を偲び、開拓の偉業をたたえるとともに、大いなる遺産を受け継ぎ、幕別二世紀に向け、飛躍の証として開基百年並びに町制施行五十周年を記念し、この碑を建立する。平成八年(一九九六)十月一日 幕別町