名作 発祥の地
めいさくはっしょうのち
青梅線
『大菩薩峠』は 中里介山の長編時代小説で, 大正2年(1913)~昭和16年(1941) にかけて 都新聞・毎日新聞・読売新聞 などに断続的に連載された。全部で41巻にのぼり それでも未完のままとなった 巨大な小説。これまでに 少なくとも5回 映画化されている。
主人公は 幕末の剣士・机竜之助。小説は この地御岳神社で行われた剣道試合から始まるため, ここを 大菩薩峠の発祥の地と呼んだのだろう。
余談だが, 下の写真は 積雪15~20cmの中で撮ったものだが, 碑文が読めるように 撮影者が碑面に雪を摺りこんで 文字がはっきりするようにしてある。
写真
碑文
ここ武州御嶽は名作發祥の地として永遠に国民の魂と共にあり
中山介山作
小説 大菩薩峠記念碑
白井喬二撰文
正宗得三朗書