尾張 名称 発源之地

おわりめいしょうはつげんのち

名鉄小牧線の間内駅から西に 1.7km。小牧空港(県営名古屋空港)の北に尾張神社がある。神社拝殿から200mほどもある長い参道の入口の鳥居脇に「尾張名称発源之地」と刻まれた背の高い石碑が建っていて、その手前に小牧市が設置した説明板がある。

織田信長や豊臣秀吉らを輩出した尾張国。この地方は奈良時代以前から「尾治」と表記されており,古くから“オワリ”と呼ばれていたようだが,その由来には諸説あるようで,その一つが“小針”説である。

この地域は古墳時代に豪族の尾張氏が開拓したと言われ,このことからこの地の旧地名は“小針村”となり,「尾張国」の名称の由来になっているというのが“小針”発祥説である。(小針村は,明治時代に“尾張村”→“北里村”と変わった。)

尾張神社は 小針村の中心にあって 尾張氏を祀った神社と伝えられ,昭和15年(1940) その社頭にこの碑が建てられた。

写真

  • 尾張名称発源之地 説明
  • 尾張名称発源之地

碑文

尾張名稱發源之地

 正五位勲四等 大島福造書
 昭和十五年十一月 北里村
 紀元二千六百年ヲ記念シ北里村青年團ヨリ支那事變ニ際シ
    第三師團軍役奉仕ニヨル淨財ノ獻金ト勞力奉仕ヲ得テ之ヲ建ツ

尾張おわり名稱めいしょう發源はつげん之地のち

小針おばりは、尾張名称発源の地と言い伝えられている。江戸時代に尾張藩が編さんした『尾張府史』によれば、小針村は、古くは尾張村であって、尾張の名称はこの地から起こったとしている。 『尾張志』によれば、 小針は、古代には「小冶田」、「小墾」、「尾冶」とも書いたという。
小針の中心に「尾張おばり神社」があるが、この周辺には、古墳時代を中心とする遺物散布地が濃密に分布していて、小針には、早くから大規模な集落が営まれていたと考えられる。また、かって土器田・鏡田・一色畑・政所などの地名が存在しており、古代社会の存在を物語るものと言われている。
「尾張名稱発源之地」の石柱碑は、昭和十五年十一月に北里村青年団の献金によって建立されたものである。

平成十五年八月

小牧市教育委員会

地図

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小牧市小針2丁目 付近 [ストリートビュー]