全国 山村留学 発祥の村

ぜんこくさんそんりゅうがくはっしょうのむら

大糸線 信濃大町駅から南東へ4km、県道55号で相川トンネルを抜けてすぐ左側に旧道からの合流地点が広くなっていて控えめな苑地に大きな四角い碑が設置されている。

山村留学とは、親元を離れて単位で自然豊かな農山漁村で生活をしながら、自然体験活動や集団体験活動を通じ、心身の健全な育成と子供の可能性を引き出す教育実践活動のことを指し示す。机上で得た知識だけでなく、実際の体験で身につけよ、ということでもある。学校の長期休暇を利用した「短期留学」もある。

昭和43年(1968) より公益財団法人 育てる会では、春夏冬休みを利用した「短期留学」(自然体験キャンプ)を長野県八坂村において実施していた。その内容は、1週間~10日程度の農家ホームステイが盛り込まれ、当時としては画期的だった。そのような活動を体験した保護者から「1年間、育てる会に子どもを預けて自然豊かな環境の中でいろいろな体験をさせてみたい」という意見が寄せられた。

これに賛同した農家・教諭・行政が調整の上、昭和51年(1976) に、育てる会の教育実践活動として、日本で初めて1年間の山村留学が制度化された。

現在では育てる会だけに限らず全国の各団体が23都道府県67市町村で実施しており、NPO法人 全国山村留学協会が設立されている。


北安曇郡八坂村は、平成18年(2006) に隣接する美麻村と共に大町市に編入され、大町市八坂となった。

写真

  • 全国山村留学発祥の村
  • 全国山村留学発祥の村
  • 全国山村留学発祥の村 碑陰

碑文

全国山村留学発祥の村

八阪村山村留学
農の心
人をつくる

博報賞 文部大臣奨励賞受賞記念
山村留学記念碑建立趣旨

農の心を通した青少年教育を実践し 多くの青少年を全国に送り出した
今や この地に火を灯した山村留学は全国に広まった
人づくりによる村の活性化を念じこの碑を建立した

平成十一年五月
八坂村山村留学記念事業実行委員会
八坂村財団法人育てる会
山村留学体験生と保護者

山村留学受け入れ農家
(芳名略)

書 青木孝安 画 武田光弘 石匠 大厩真一 台石寄付㈱傳刀組

地図

地図

大町市八坂 付近 [ストリートビュー]