愛知の保育 此処に始まる
あいちのほいくここにはじまる
東海道本線 大高駅の北東200m。鷲津山の麓に「子供の家保育園」がある。その奥に「明忠院」という 曹洞宗の寺があり, 門をくぐるとすぐに苔むした「愛知の保育此処に始まる」と刻まれた碑がある。碑の裏面には 何やら彫られているようなのだが, 全く判読不可能。
更に この碑から一段高い所に「幼児保育の父」という碑も建っている。
大正10年(1921), 明忠院の住職 服部賢準氏が, 父母が農作業中に田畑などに放置されたままの幼児を見て 幼児保育の必要性を痛感し,寺の本堂で 農繁期の幼児保育を始めたのがきっかけ。翌年 託児施設「子供の家」を開所。これが現在の「子供の家保育園」で,戦後 昭和24年(1949) に 愛知県における第1号の保育園として認可を受けた。
「此処に始まる」碑は 昭和45年(1970) に「子供の家」創立50周年を記念して建立された。
写真
碑文
愛知の保育此処に始まる
愛知県知事 桑原幹根 書
贈 子供の家創立者 服部賢準 師
幼児保育の父
曹洞宗管長 瓏仙
昭和三十五年十月二十三日
工事施工者
犬山市坂下 松山石材店