ビーチバレーボール 発祥之地

びーちばれーぼーるはっしょうのち

下田の東海岸、国道135号 東伊豆道路に沿って、白浜海岸のほぼ中央付近の国道に面して、レスポ白浜という、コンビニやレストランなどが入った3階建ての店舗がある。このレスポ白浜の向い側は広い砂浜になっているが、国道に比較的近いところに大きな「北原白秋の詩碑」が建っていて、その脇にシュロ(アロエ?)に隠れるように2m程の高さの細い木の碑が建っている。

発祥碑は半ば朽ちかけていてかろうじて消え残った「ビーチバレーボール発祥の地」の文字が読み取れる。しかしその側面に書かれた文字は「・・・協会」とか「原田区・・・」などごく一部の文字だけしか読み取ることができない。

関係者の説明によると、この碑は平成15年(2003) に静岡県でわかふじ国体が開催された際に、白浜海岸が男子ビーチバレーの会場となったことを記念して建立された発祥碑であるらしい。ちなみに、同年の女子のビーチバレー会場は熱海だったという。

またビーチバレーは、毎年の国体で必ず実施される競技ではないようで、最初にビーチバレーがおこなわれたのが大坂で開催された平成9年(1997) 第52回大会、次いで平成15年(2003) 第58回(静岡)、平成17年(2005) 第60回(岡山)、平成18年(2006) 第61回(兵庫)、第64回(新潟)と、とびとびに開催されていて、まだまだマイナーな競技として扱われているようである。

ちなみに、この古くなった下田・白浜の発祥碑は地元でもほとんど忘れ去られた存在のようで、再建しようという動きは今のところ見られない。一方、神奈川件の藤沢市にも「日本ビーチバレー発祥の地」の碑が建っており、全体を統轄しているはずの「日本ビーチバレー連盟」は、これらをどのようの考えているのだろうか


ストリートビューを眺めていると、2015年版までは朽ちながらも写っているが、2017年版以降にはすっかり姿がなく、廃棄されたと推察される。令和元年(2019) 12月に訪問したところ、影も形も無く、白秋歌碑だけが静かに佇んでいた。

写真

  • ビーチバレーボール発祥之地
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  • ビーチバレーボール発祥之地碑は無い (2019)

碑文

ビーチバレーボール発祥之地


「・・・・協会」
「原田区・・・・」

(その他の文字は全く読み取れない)

地図

地図

下田市白浜 付近 [ストリートビュー]