平成中村座 発祥の地
へいせいなかむらざ
東武伊勢崎線 浅草駅東側を南北に流れる隅田川。隅田川右岸河畔に隅田公園が伸びている。散歩道だったり野球場等のスポーツ施設だったり花見だったり、いろいろな楽しみ方ができそうだ。
その公園の中程、待乳山聖天本龍院向かいで山谷堀今戸橋跡南側の入口すぐのところに、高さ1.5mほどの立派な石碑が建っている。平成27年(2015) 4月除幕。
平成中村座とは、五代目中村勘九郎(後の十八代目 中村勘三郎)が中心となり、隅田公園に芝居小屋を模した劇場を仮設し、平成12年(2000) 11月に初演の歌舞伎公演。その後、平成24年(2012) の勘三郎の死後も、長男である六代目中村勘九郎らが遺志を継ぎ、場所を変えながら公演を続けている。
浅草公会堂前「鼠小僧像」も併せて作り直された。
写真
碑文
平成中村座 発祥の地
平成中村座
発祥の地の碑「江戸時代の芝居小屋を現代に復活させ、多くの方々に歌舞伎を楽しんでもらいたい」
十八世中村勘三郎丈(当時 勘九郎)の抱いてきた夢が「平成中村座」として二千年十一月、ここ山谷堀に実現しました。
第一回公演は「隅田川続俤 法界坊」でした。