近代火山学 噴火予知 発祥の地
きんだいかざんがくふんかよちはっしょうのち
北海道有数の観光地、洞爺湖のほとりを走る道道2号線、いこい荘(有珠郡壮瞥町壮瞥温泉83番地)の隣地境界付近の道沿いに地味な看板が立つ。看板は比較的新しく「洞爺湖有珠山ジオパーク」とあることから、この付近が日本ではじめて世界ジオパークに登録された平成21年(2009) 前後に作られたと思われる。
有珠山の噴火では、明治43年(1910) の時点で噴火前に住民を避難させる事前避難に成功しており、この伝統は今に続いている。直近の平成12年(2000) の噴火でも、北海道大学の有珠火山観測所の岡田弘教授(当時)の警告で素早く住民や観光客を避難させて町をロックアウトし、人的被害をゼロに抑えている。
この看板の立つ場所自体には看板以外には何もなく、ここから南西に直線距離で500mほど行ったところにある エコミュージアム1977火山遺構公園(壮瞥町字壮瞥温泉76-17)に、発祥の地の由来を説明した説明看板が設置されている。さらに1.5kmほど北西には北海道大学理学部 附属有珠火山観測所が設置されている。
写真
碑文
近代火山学 噴火予知 発祥の地
Eruptio Prediction Study Originated Here by Prof. Omori in 1910