近代式 捕鯨 発祥の地
きんだいしきほげいはっしょうのち
青海島の入口、長門市仙崎今浦町の民家前に、平成19年(2007) 12月、日本近代式捕鯨発祥の地の案内看板が設置され、除幕となった。
写真
碑文
日本近代式捕鯨発祥の地
[日本遠洋漁業株式会社 跡地]
「日本遠洋漁業株式会社」は1899(明治32)年7月20日、大津郡三隅村江浦の滝口楼(現、河野健氏宅地内)において設立総会を開き、資本金10万円で発足した。社長に山田桃作(三隅村浅田出身)、常務取締役には岡 十郎(阿武郡福栄村出身)が就任した。
本社を仙崎村字御旅所1882番地の南野大二郎の屋敷(現、長門市仙崎今浦町藤井久嗣家の宅地内)のこの地に置き、出張所を下関市岬之町に設けて操業を始めた。
これが日本で最初に近代式捕鯨を手がけた企業である。
堂社は明治37年、本社を下関市に移し「東洋漁業株式会社」に社名を変更。明治42年には本社を大阪に移し、社名も「東洋捕鯨株式会社」に改めて水産業界に飛躍した。
現在の「日本水産株式会社」に至る。
- 設置年月
- 平成19年12月吉日
- 設置者
- 長門市 長門市観光協会仙崎地区会 NPO法人金子みすゞ顕彰会 長門郷土文化研究会 長門大津くじら食文化を継承する会