盲、ろう学校 創立の地
もうろうがっこうそうりつのち
北陸本線 北陸新幹線・IRいしかわ鉄道 金沢駅から南東に1.4km。加賀藩祖・前田利家公を祀る尾山神社の北隣に石川県文教会館がある。 会館前の端に高さ1.5mほどの黒御影石製の石碑が建っている。碑の上面には,創立時の校舎図面が描かれている。また点字による説明も添付されている。
この碑は 石川県立盲学校と県立ろう学校の創立100周年を記念して建立された。両学校の沿革は およそ次のとおり。
- 明治31年(1908)
「私立金沢盲唖学校」がこの地 金沢市西町(当時・金沢市公会堂)に開設 - 大正2年(1913)
- 「石川県教育会付属私立金沢盲唖学校」となり,校舎は殿町(現・尾張町)に移転
- 大正11年(1922)
学校が県に移管され「石川県立盲唖学校」となり,校舎は長町に移転 - 大正13年(1924),盲学校と聾唖学校を分離して,「石川県立盲学校」「石川県立聾唖学校」となり, 校舎は再び殿町に移転
その2年後に盲学校の現在地(小立野 5丁目)に校舎を新築移転 - 昭和40年(1965),盲学校に併設された形だった聾学校が独立して,窪町に校舎を新築移転
金沢駅は新幹線が延伸されるとJR西日本からIRいしかわ鉄道に移管される予定で、北陸本線ではなくなる。
写真
碑文
盲、ろう学校創立の地
石川県知事 谷本正憲
明治四十一年(一九〇八)一月 金沢市議会議員
上森捨次郎は この地に市立金沢盲唖学校を創立した
これが石川県立盲学校及びろう学校の母体となった
明治四十一年・旧金沢市公会堂
(現・金沢市尾山町十番五号)創立百周年記念 平成二十年七月十一日建之
石川県立盲学校創立百周年記念事業実行委員会
石川県立ろう学校創立百周年記念事業実行委員会