室蘭発祥の地(絵鞆岬)

むろらんはっしょうのち

室蘭本線 室蘭駅から北西に約5.5km。絵鞆えとも岬の公園の案内の冒頭にいきなり「室蘭発祥の地」と宣言されている。

詳細は、「ムロラン地名発祥の地」ページをご参照いただきたい。

写真

  • 室蘭発祥の地(絵鞆岬)

碑文

地名由来板

絵鞆えとも

 室蘭発祥の地。絵鞆とはアイヌ語のエンルムから転じたもので「突き出ている頭」「岬」というのが語源。
 絵鞆は江戸時代から明治維新まで室蘭地方の地名であった。地図の上では,蝦夷の古地図として知られる正保日本図(1648年頃)にエントモと書かれている。
 慶長年間の初め松前藩の直轄所(漁業基地)として開かれ,交易所で通行人の宿泊もできた運上屋がおかれた所であり,夏季にはアイヌと交易するため,松前藩の弁財船が絵鞆の澗に出入りした。
 絵鞆岬と東の丘上にあったチヤシ(砦)遺跡や周辺の貝塚からは,縄文早期(約九千年~六千年前)からアイヌ時代(約八百年~百年前)に至る貴重な出土品が数多くみられた。

地図

地図

室蘭市絵鞆町2丁目 付近 [ストリートビュー]