にあんちゃんの発祥の地
にあんちゃんのはっしょうのち
唐津線 唐津駅から西に約19km、唐津市肥前町鶴牧にある「にあんちゃんの里」碑は、作家・安本末子の著書『にあんちゃん』ゆかりの地を示す記念碑である。『にあんちゃん』は、安本末子が10歳のころに記した日記をもとにした作品で、両親を亡くした兄妹4人が、1950年代の大鶴炭鉱を舞台に、貧しい生活の中で励まし合いながら暮らす姿が描かれている。「にあんちゃん」は、作品中で末子の兄・安本高一を指す呼び名である。
作品の舞台となったのが、当時の佐賀県松浦郡入野村大鶴にあった大鶴炭鉱である。大鶴炭鉱は後に杵島炭鉱大鶴鉱業所となり、1956年(昭和31) に閉山した。炭鉱が操業していた時代には多くの人々が暮らし、学校などを備えた炭鉱町が形成されていた。
記念碑は平成13年(2001) 秋、安本末子の同級生有志によって建立された。『にあんちゃん』の日記の一部とともに、大鶴炭鉱の歩みが刻まれている。建立にあたっては地元の菖津区・大鶴区をはじめ、町内外から支援が寄せられたことも碑文に記されている。
また、記念碑のある場所は、かつて安本末子が学んだ入野小学校大鶴分校の跡地であり、2001年11月には記念碑とともに安本末子と「にあんちゃん」のブロンズ像も建立された。
@take_all_a 同町内にある「にあんちゃんの里」記念碑。 pic.twitter.com/lLRJpdBxQA
— タケ@ALL-A (@take_all_a) 2015年7月26日
写真
碑文
にあんちゃんの里
碑文
にあんちゃんの里記念碑建設にあたりどん底の貧しい生活の中で明るく生き抜く10歳の少女の日記、昭和28年から親もない家もない兄妹4人が厳しい現実の中でいじけることなく、いつも励し合って生きる姿を正直につづった日記は生のままの描写で時代を越えて読者に深い感銘を与える。
当時四千人もの人が居住した大鶴の地も今や50人程の人が暮しています。にあんちゃんの発祥の地に大鶴炭鉱20年のあゆみとにあんちゃんの日記の一部を刻し訪れる人々の兄弟愛、家族愛の醸成を願うものです。この碑建設に当り地元菖津区大鶴区の協力と、町内をはじめ、全国各地よりのご支援に感謝いたします。二〇〇一年秋建立 安本末子同級生世話人一同
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