埼玉の 砂防 発祥地 (栗尾沢)
さいたまのさぼうはっしょうち
秩父鉄道の大野原駅から西に15km、または三峰口駅から北に11km。国道299号の栗尾沢に架かる 車道用と人道用に別れている橋
倉尾村(小鹿野町)では,吉田川の支流である栗尾沢を対象に, 大正5年(1916) から砂防堰堤群の工事が行われた。小鹿野町の砂防工事と ときがわ町の工事は,ほぼ同時期に着工・竣工された。 このため 双方が「埼玉の砂防発祥地」を名乗っており,発祥碑が建立された年代も碑文も地名以外は同じ。
写真
碑文
埼玉の砂防発祥地
埼玉県知事 土屋義彦
砂防法百年記念
大正五年栗尾沢
砂防事業着工にちなむ平成八年十月吉日
砂防発祥地の記念碑(秩父郡小鹿野町)
埼玉県の砂防事業は、明治43年に小鹿野町や旧都幾川村で台風により発生した大規模な土砂災害を契機に、特に被害の大きかった赤平川・吉田川・都幾川の3渓流で始まった。
この記念碑は、大正5年の赤平川支流栗尾沢砂防事業着工にちなみ、平成8年10月に明治30年「砂防法」制定から100年を記念して建立したものである。埼玉県秩父県土整備事務所