埼玉の 砂防 発祥地 (七重川)

さいたまのさぼうはっしょうち

JR八高線 明覚みょうがく駅から西に8km。埼玉県道172号線が大野の集落に入って,都幾とき川の支流である七重川に架かる橋の手前左側に, 「埼玉の砂防発祥地」と刻まれた 自然石の大きな石碑がある。

“砂防”とは,砂防ダム(堰堤)を設置して 流れ出す土砂を止めたり, がけ崩れしやすい部分の表面を保護したりして,土砂災害の発生を抑制する技術・工事のこと。

埼玉県においては,1910(明治43)年に小鹿野町(旧倉尾村)やときがわ町(旧大椚村)で発生した, 大規模な土砂災害が契機になり,赤平川・吉田川・都幾川などの河川で砂防事業が開始された。第2次大戦中は 山林の乱伐等によって山地が荒廃し,戦後 1947(昭和22)年に関東地方を襲ったカスリン台風によって 大規模な災害が発生した中で,砂防工事をおこなった河川では被害がほとんどなかったことで 砂防工事の有効性が確認された。

都幾川の支流である七重川では,1916(大正5)年から砂防堰堤群の工事が行われ, その成果は 埼玉県で最初の砂防工事であるとして,1996(平成8)年に発祥碑が建立された。七重川の砂防堰堤群は その後2007(平成19年)に 土木学会によって選奨土木遺産として認定されている。

なお,埼玉県の小鹿野町にも「埼玉の砂防発祥地」という同名の発祥碑が建っている。

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旧URL
http://hamadayori.com/hass-col/tech/SaboTokigawa.htm

地図

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比企郡ときがわ町大字大野 付近 [ストリートビュー]