商業教育 発祥之地
しょうぎょうきょういくはっしょうのちきねんひ
西武池袋線 西所沢駅から南東に500m。県立所沢高校(所沢市久米1234)の正門を入ってすぐ右手に, 「伸びゆく青年像」と並んで 石碑群があるる。
所沢高校は 大正時代に埼玉県で最初の中等商業学校となり, 戦後 県立高校となった後も 商業科が併設されていたが, 昭和46年(1971) に商業科が廃止されて商業教育は終焉を迎えた。この記念碑は 同年に所沢高校での商業教育の終了を記念して建てられた。
所沢高校は明治31年(1998) に「共立英和学舎」として創立された学校に始まる。その後「所沢実務学校」「所沢実業学校」の名称を経て, 昭和9年(1934) に所沢町立となり, 「所沢町立埼玉県所沢商業学校」と改称。昭和19年(1944) 戦時体制のもとで「所沢工業学校」と改称した。
昭和23年(1948)「所沢高等女学校」と合併して 新制高校「所沢高等学校」となった。
昭和25年(1950) 所沢が市になったため「所沢市立所沢高等学校」となり, 現在地に新校舎を建設して移転。
昭和28年(1953) 埼玉県に移管されて 校名は「埼玉県立所沢高等学校」となる。
昭和46年(1971) 長く続いた商業科が新設の「県立所沢商業高等学校」に引き継がれて, 普通科のみの高校となった。
写真
碑文
商業教育発祥之地記念碑
本校の商業教育は, 明治三十一年一月 共立和英学舎として開校以来, 本県最古の歴史をもち, 人材の輩出とその活躍で高く評価されていた。本年三月商業科が廃止となったので建碑してこの輝かしい実績を伝えるものである
昭和四十六年七月一日
埼玉県立所沢高等学校同窓会