スバル360 誕生の地
すばるさんびゃくろくじゅうたんじょうのち
東武 伊勢崎線・JR両毛線 西端 南東隅に 赤いレンガのノコギリ屋根がモニュメントとして残されており, その前面に「名車『スバル360』の生まれ故郷」という説明看板が建てられている。
この地 富士重工伊勢崎製作所第二工場は,明治45年(1912) に上毛撚糸の紡績工場として建設され,昭和16年(1941) に“中島飛行機”が買収して軍用機を製造した。戦後 中島飛行機は“富士産業”と改称して スクーターやバスの生産を開始,昭和23年(1948) に“東京富士産業”,1950(昭和25)年には“富士重工業”と社名を変更した。
昭和33年(1958) にこの地で軽自動車“スバル360”が開発され「てんとう虫」の愛称で親しまれた。 このため この地は「スバル発祥の地」と呼ばれている。
平成13年(2001) 工場移転のため閉鎖され,跡地はショッピングセンターとして再開発された。伊勢崎市は 戦災によって多くの建造物が焼失した中で,工場内に赤レンガ造りのノコギリ屋根の工場建屋が残され, その高い歴史的価値のため 一部をショッピングセンターの一隅に移築, 高さ6.5m,全長29mのモニュメントとして保存された。
平成30年(2018) に訪問してみたら、褪色気味だった案内板が新しくなっていた。