高松葡萄 発祥之地

たかまつぶどうはっしょうのち

七尾線 高松駅から西に1.2km、岸川町会館・桜井町会館の近くにある桜井町子供公園(かほく市高松ナ85)斜面に大きめな石碑が立つ。

大正8年(1919)、市村栄次郎が現在のかほく市高松(岸川町)にデラウエアを試植したことから始まり、地域での栽培に貢献した。令和元年(2019) には栽培100周年を記念してイベントが開催された。

小粒品種であるデラウェアのわりには粒が大きめなのが特徴。平成になってからは高級感のある大粒品種が人気となっているので、当地域ではルビーロマンを開発、栽培して出荷している。

写真

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碑文

高松葡萄発祥之地

石川県知事 中西陽一書

この地は高松葡萄発祥の地なり
金沢の人市村栄次郎翁 大正八年二月 この地に参り二ヘクタールの葡萄園を開き刻苦研究と努力の末遂に砂丘地に適する「デラウエヤ」種の選定に成功し以来砂丘地葡萄栽培の隆盛をみるに至れるは翁の大いなる功績によるものなり

昭和五十七年五月建立

櫻井町々内会

略歴
昭和四年三月三十一日
精農者として石川県地主会頭中山佐之助より表彰
昭和九年二月十一日
砂丘地園芸振興の功労者として高松町長より表彰
昭和三十八年十一月二十七日
農事改良の功績顕著なるものとして大日本農業会総裁高松宮宣仁親王より緑白綬有功章を授与
昭和四十一年十一月三十日
天皇陛下より黄綬褒章授与
昭和四十五年四月二十九日
勲六等光旭日章授与
昭和五十七年五月
桜井町にて葡萄発祥の石碑建立
昭和六十四年一月一日
高松町砂丘ぶどう先駆者として顕彰受ける

平成四年一月五日九十七才にて死亡す
市村栄次郎

うるわしや
砂丘にみのる
ぶどうの房

栄次郎

地図

地図

かほく市高松ナ 付近 [ストリートビュー]