テレビジョン 発祥の地

てれびじょんはっしょうのち

浜松市立高校に隣接する西部公民館(浜松市中区広沢1丁目21-1)の前に石碑が建っている。碑には「テレビジョン発祥の地」の文字の他に, カタカナの「イ」の字と, プラウン管や電子回路を表す図が描かれている。

この碑と並んで「浜松高等工業学校開校の地」という碑が建っていて, これら2つの 石碑をつないて 2個のリングが通してある。リング綴じのノートをかたどっているのだろう。 なかなかシャレた石碑である。

ブラウン管式テレビは, 浜松高等工業学校の助教授であった 高柳健次郎博士によって, 大正15年(1926)に開発された。 テレビ表示の実験で 最初に表示されたのが カタカナの「イ」の字であったため, 「イ」の字が テレビジョン開発の象徴となっている。高柳博士は その後日放協(NHK)に移り, テレビの研究に専念した。 また浜松高等工業学校は 昭和19年(1944)に「浜松工業専門学校」と改称, 昭和24年(1949)に「静岡大学工学部」となった。

なお, 下池川町の NHK浜松支局の前にも, もう一つの「テレビ発祥地」の碑がある。

写真

  • テレビジョン発祥の地
  • 浜工専電子研究所跡 標

碑文

テレビジョン発祥の地

地図

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浜松市広沢1丁目 付近 [ストリートビュー]