柳井の 地名 発祥の「柳と井戸」
やないしのちめいはっしょうのやなぎといど
山陽本線 柳井駅から北東に600m、柳井山 湘江庵(山口県柳井市柳井3058-1)境内の井戸の前に札が立っている。山門脇にも同様の札が掲げられているが、発祥とは書かれていない。
写真
碑文
柳井の地名
発祥 の「柳と井戸」今から約千四百年の昔、
豊後国 (大分県)満野長者 の娘般若姫 は橘豊日皇子 (後の用明 天皇)に召されて海路を上京の途中、この地に上陸して水を求められました。
姫はこのとき差し上げた清水がたいへんおいしかったので、そのお礼に、だいじにもっておられた不老長寿 の楊枝 を井戸のそばにさされると、不思議にもそれが一夜にして芽を出し、やがて大きな柳の木になったと伝えられています。「柳井」の地名は、この柳と井戸の伝説によって付けられたそうで、この霊水を飲むと長寿が保て般若姫のように美しくなるといわれています。
地名「柳井」の由来
柳井という地名は、境内にある柳と井戸に由来しているといわれています。豊後の国、満野長者の娘、般若姫は、世にも美しい姫でした。
橘豊日皇子(後の用明天皇)に迎えられて上洛するときに、大畠瀬戸で遭難して、この地に上陸した後、この井戸の清水を飲んで一命をとりとめました。そのお礼に楊の枝をさしたものが、芽を吹きました。以来、楊井(柳井)とよばれるようになりました。