花泉 町名 発祥の泉
ちょうめいはっしょうのち
東北本線
坂上田村麻呂が東征(蝦夷討伐)の際に当地を訪れた際、2本の桜の木が植えられている場所に剣を刺したところ、そこから水が湧き出た。その湧き水を「花立泉」と名付け、春にその泉の水面へ桜の花びらが浮かぶ様子から、のちに「花泉」という地名になったとされる。
また、別の説としては、平安時代末期にこの地を訪れた花山天皇の伝承に由来する。
花山天皇が奥州を巡幸した際、この地にある「
この由緒ある泉の名が地域の象徴となり、のちに村名や町名として採用され、現代まで受け継がれる地名となった。
なお、書物に記載があるというわけでもなく、花流泉の場所は厳密には特定されておらず諸説ある。
村名と言えば、明治8年(1875) 水沢県による村落統合にともない、中村・金森村・清水村が合併して花泉村になったが、それ以前の江戸時代から花泉という呼称は使われていたようだ。明治22年(1889) の町村制施行の際、花泉村と奈良坂村の区域が合併して新たに花泉村が発足した。
昭和30(1955) に近隣の涌津村、永井村、油島村、老松村、日形村と合併し、新たに「花泉町」となり、平成17年(2005) には地域の町村とともに一関市と合併し、新制 一関市が発足。花泉町は、一関市花泉町として名称は存続している。
写真
碑文
花泉町名発祥の泉
昭和五十七年秋月 花泉町長小野寺亮助書
町名の由来
其の昔、坂上田村麻呂が北夷征討の折霊夢に感じて朝早く西山に入り、二本の櫻の木のある所に立って剣を地につきさしました。するとそこから清水がこんこんと湧き出たのでその泉を「
花立泉 」と名づけたといわれています。また、「花流泉 」ともいわれ、春に櫻の花びらが泉に浮び流れるさまが実に美しかったので、のちにこの泉のほとり一円を「花泉」と呼んだと伝えられています。
昭和三十年新町の誕生にあたりこの泉にゆかりの地「花泉」の名を採り新町名を「花泉町」と定めたのであります。平成三年三月 花泉町
町名発祥の地
史跡 清水公園
コメント