外国 映画 上陸 第一歩
がいこくえいがじょうりくだいいっぽ
神戸港 メリケンパークの南端近くに 大きな石を四角くくり抜いた 仮想の“スクリーン”がある。近くに石碑も建っている。
四角い穴をあけた石は, 映画のスクリーンに見立てたもので, その前に配置された 40個ほどの玉石に座ってスクリーンに向うと, 穴を通して“希望の船出の像”や 神戸の街の高層ビルが見えるという仕掛け になっている。玉石には一個ずつ 内外の映画スター(トップスター)の名前が書き込まれている。
日本で最初の映画(活動写真)は. 明治29年(1896) に公開された“キネトスコープ” (箱の中に映し出だされ画面をのぞき込む方式)で, その翌年には スクリーンに映写する方式の映画が, いずれも神戸で登場した。
「メリケンシアター」は, 映画(洋画)が 初めて日本に上陸して100年目に当ることから, これを記念して建てられた。
写真
碑文
神戸開港120年記念
メリケン シアター明治29年(1896)
外国映画上陸第一歩