日本 最初 小学校
にっぽんさいしょしょうがっこう
市営地下鉄 東西線 京都市役所前駅から西200m。市立京都御池中学校の前に「日本最初の
明治元年(1868)に京都市が成立すると, 京都の町は 上京33, 下京23の 合計65の「組(町組)」に分けられ, それぞれ “1番組”“3番組”などと呼ばれた。 さらに それら「番組」ごとに小学校が設立された。
“上京27番組”は明治2年(1969)に 富小路御池角守山町に「上京第二十七番組小学校」を設立。 これが 「下京第十四番組小学校」(後に修徳小学校) と共に, 京都で(=日本で)最も早く設立された小学校となった。
明治6年(1873)に この地に校舎を新築移転し「柳池小学校」と名称を変更。昭和16年(1941)からの「国民学校」を経て, 昭和22年(1947) 新学制により「柳池中学校」となった。(旧 国民学校は そのまま小学校に, 一部が中学校になった)。
平成15年(2003)に 滋野中学校 および 城巽中学校と合併して, 新たに 「京都御池中学校」となった。この中学校は, “小中一貫教育”の構造改革特区の指定を受け, 御所南小学校・高倉小学校と共に 9年間を統合した“5-4制”の一貫教育カリキュラムを採用している。
京都御池中学校の校舎の外観は, 中学校にしては異様に大きい。 これは 中学校の施設に 保育所・老人サービスセンター・市役所の一部のオフィス・ にぎわい(観光)サービス施設などが一体になった複合施設「京都御池創生館」となっているため。 学校の校舎がこのような共同スペースとして利用される例は 極めて珍しい。
写真
碑文
日本最初小学校
柳池校
小学校のさきがけと
世にもはえある
柳池校
そのほまれをば
身にしめて
いさやつとめん
我が友よ明治元年九月種痘館(元有信堂)を仮学舎として授業開始
二年五月二十一日 富小路御池角守山町に学舎落成開校式挙行
上京区第二十七番組小学校と称す
六年九月 柳馬場御池角川越邸祉に新築移転
爾後「柳池校」と称す昭和六十三年五月二十一日建之
柳池小学校卒業生有志一同創立百二十年
昭和六十三年五月二十一日
柳池尋常小学校同窓会
柳井家尋常小学校顕彰碑建立投資者芳名
(芳名略)