わが国で 初めての 多目的 ダムによる 人造湖
わがくにではじめてのたもくてきだむによるじんぞうこ
神奈川県北西部に位置する相模湖湖畔の県立相模湖公園に、球体の乗った石碑が立つ。台座部分には日本語の説明の他、中国語等の外国語と、犠牲者名簿が刻まれている。
相模湖は、相模湖をせき止めて作られた人造湖で、相模ダムによる発電と神奈川県内への上水道・工業用水・灌漑用水他、洪水調節・東京への分水などに役立っている。
また観光地としても利用されており、ボートや釣りなどを楽しむ観光客が休日になると訪れる。ダムというと深い山の中の集落をいくつも沈めて出現するというイメージだが、確かにその通りとしても中央線 相模湖駅から徒歩10分ほどで行かれるのでたいへん便利な地勢。
相模湖町は平成18年(2006) 3月20日に相模原市に編入された。平成22年(2010) からは相模原市緑区の一部となっている。
写真
碑文
相模湖は、わが国で初めての多目的ダムによる人造湖で、昭和十五年に起工され、戦後、昭和二十二年に完成しました。
私たち神奈川県民は、今もこのダムと湖から、はかりしれない恩恵──命の水と水力発電によるクリーンエネルギーを享受しています。
(以下略)
平成五年十月
神奈川県知事 長洲一二