東急電鉄 発祥の地
とうきゅうでんてつはっしょうのち
東急 東横線 元住吉駅の南南西300m。駅南の電車車庫の西側の“東急教習所”の構内に 高さ4~5mはあろうかと思われる大きな石碑と, 碑がこの場所に移設された経緯を記す説明板が建っている。
この発祥碑は もともと日吉駅北にあった「東急記念公園」という小公園に建っていたものだが, 平成13年(2001) に公園が閉鎖されて 石碑も撤去されていた。平成15年(2003) になって 東急電鉄の施設である 東急教習所内に移設されたものである。
写真
碑文
東急
電鐡
発祥
之地此の地は東京急行電鐡の前身たる旧東京横浜電鐡の鐡道建設の第一着手として日吉より新丸子に至る水田を埋立てるもの大正十四年一月十日土取場として最初に買収した土地である 爾来東京横浜電鐡は幾多の苦難を経つゝ総社員と株主の努力に依って昭和七年三月三十一日澁谷櫻木町間全線を開通すると共に発展に発展を重ねて今日の大東急を形成するに至った 茲に碑を建てこの地を東京急行電鐡発祥の地として永く記念するものである
昭和三十一年一月吉日 五島慶太撰 泉原全榮書
「東急電鉄発祥の地」記念碑
この「東急電鉄発祥の地」記念碑は, 昭和三十一年一月に五島慶太会長発意の もと, 東横線着工時の土取場跡(横浜市港北区日吉二丁目二十七番地)に, 創業精神を社員に浸透させ, 士気を鼓舞する意味から建立された。
その精神を受け継ぐとともに, 更なる社業の繁栄を祈念し, 平成十五年二月 ここ東急教習所内に移設するものである。平成十五年二月五日
東京急行電鉄株式会社
令和元年(2019) に東京急行電鉄は東急電鉄へ商号変更した。