豊田 発祥の地
とよたはっしょうのち
名鉄 名古屋本線・犬山線
豊田佐吉は、明治23年(1890) に豊田式木製人力織機を発明して以来、動力織機や自動織機の研究を続けていた。欧米視察を経て帰国した佐吉は、自らの発明を実際の工場で試験し、改良するための拠点として同工場を設立した。工場では織布事業を営みながら自動織機の開発を進め、明治47年(1914) には良質な糸を確保するため紡績設備も導入した。
大正7年(1918) には事業を株式会社組織に改め、豊田紡織株式会社を設立した。その後、この工場は豊田紡織の本社工場となり、繊維産業を基盤とする豊田グループの中心拠点となった。
昭和10年(1935) 5月には、この工場の一角でトヨダ・A1型試作乗用車が完成した。豊田自動織機およびトヨタ自動車をはじめとするトヨタグループの事業が本格展開する起点となった。大正15年(1926) には株式会社豊田自動織機製作所の設立総会が開催され、昭和12年(1937) にはトヨタ自動車工業株式会社の設立総会も開かれた。
名古屋駅の徒歩圏にある、トヨタ産業技術記念館。 今でこそ、トヨタの歴史を伝える博物館になっていますが、この場所こそ「トヨタグループ発祥の地」です。 1911年、豊田佐吉がこの地に設けたのは、自動織機の「研究開発」のための工場。 そして、ここで完成した自動織機を「量産」するための工場が、刈谷に作られた豊田自動織機です。 そして、豊田自動織機の自動車部門が独立して作られたのが、現在のトヨタ自動車です。 たまに「トヨタは三河の企業だから、名古屋とは関係ない」と仰る方がいますが、そんなことはありません。 トヨタの歴史をたどると、名古屋から刈谷、そして豊田へとつながっています。 実際、トヨタ自動車工業の設立総会が開かれたのも、ここ名古屋の事務棟でした。 名古屋とトヨタグループは、創業期から深い縁で結ばれているのです。
— サライ(日本創生TV)YouTube登録者11万人 (@nipponsousei_tv) October 31, 2026
写真
碑文
豊田自動織布工場跡
この地は、世界の紡織業・自動車業界に偉大な貢献をした豊田発祥の地である。
明治二十九年(一八九六)、国産初の動力織機を完成した豊田佐吉は、四十四年、この地に豊田自動織布工場を開設し、大正十三年(一九二四)に画期的な自動織機(G型)を完成した
更に、同十五年には刈谷に豊田自動織機製作所を設立し、自動織機を量産し、後には、自動車の研究も始め、昭和十二年(一九三七)にトヨタ自動車を分離独立した。
旧豊田紡織本社工場に残された貴重な建物を利用し、産業技術記念館が平成六年に開館した。名古屋市教育委員会
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