養老乃瀧 発祥之地
ようろうのたきはっしょうのち
篠ノ井線の
養老乃瀧は 全国に店舗を展開する居酒屋チェーンで,グループ売上高500億円。 店舗数は800を超えるといわれる。
- 1938(昭和13)年 創業者・木下藤吉郎(本名 矢満田富勝)氏が松本市で「富士食堂」を創業
- 1951(昭和26)年「㈱富士養老の滝」を設立
- 1956(昭和31)年 神奈川県横浜市に「養老乃瀧」第1号店を開設。同時に本社も横浜市に移転
- 1961(昭和36)年 「養老商事㈱」を設立。後に現在の「養老乃瀧㈱」と社名変更した
- 1966(昭和41)年より フランチャイズを開始。
現在の店舗の90%は フランチャイズである。
この地 旧 四賀村は,創業者の生家のあった場所であって,養老乃瀧を創業した場所ではない。その意味で ここを“発祥の地”というのは いささか無理があるが, 農業をやめて飲食業を始め,業界トップ3に入るチェーンを創りあげた創業者の心意気だろうか。
余談だが,「養老乃瀧」という名称は,岐阜県養老町にある“養老の滝”にまつわる親孝行の伝説にちなんで創業者がつけた。 現在でも「親孝行と勤勉」が社是となっていて,各店舗にも「親孝行と勤勉の店」と書かれた看板が掲げられている。
写真
碑文
養老乃瀧発祥之地
木下藤吉郎書
由緒書
父祖伝来ノ農業ニ訣別 シテ途ヲ食堂界ニ選ビ 中原逐鹿ヲ志シ昭和弐 拾六年六月八日株式会 社養老乃瀧ヲ創立シテ 今日ヲ築ク
我等ハココニ敬虔ノ意 ヲ故郷生誕ノ地ニ捧ゲ 往時ヲ回想シテ即チ之 ヲ建ツ
昭和三拾八年 霜月
株式会社養老乃瀧
- 社長
- 木下藤吉郎
- 副社長
- 矢満田敬司
- 宗教部長
- 矢満田忠弘
- 揮毫者
- 矢満田久雄